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バッハの肖像 [映画]

場所は、東京芸大馬車道校。
会社帰りにさくっと試写に伺う。

年齢層はかなり大人な雰囲気がする。
フランス人(勝手に決め付けているが)らしき外国の方(たぶん生徒だろう)が2
名。
国際フォーラム提供イベント「ラ・フォル・ジュルネ オ・ジャポン2009 
http://www.lfj.jp/lfj_2010/」のPR映画のようだ。

バッハって知っていたけどぉ、

 「いつどこで生まれてどんな曲なのか、今いってごらん?」

とフランス人の友達に尋ねられて全くわからなかった2009年7月。

 (ちょっとこいつ(私のこと)ダメかも。。。)

って思っているに違いない顔だった。
鹿児島ロケ先のホテルの室内BGMがバッハで「もっと大きくしてとホテルの人に伝
えて」と
むちゃくちゃいわれて、そのまま伝えたけど、他のお客様のこともあって無理ですっ
て。

そこから、フランスと日本の文化教育の差が歴然となったのだ。
日本というか、カエル個人というべきか。。。

youtubeにある曲はあまりに有名だった。
しかも、好きな方だった。
曲は知っていたけど、誰がどれという認識が薄かったようだ。
それから、企画段階の頭を使うときの仕事をするときは、バッハをかけていたりす
る。
作業に入ると、ラテンの方が乗るんだよね〜♪

で、今日の試写。
このバッハの肖像というタイトルはゴッホの肖像に引っ掛けたのか?
肖像って言葉がぴんと来ない。

ただこの時に演奏された、オケを聴いていると心地よくて眠りたくなるのは、音楽そ
れもクラッシック映画なら
最高のことなんではないかな?
それに指揮者が変わると、なんだか曲が変わるのは、曲に対する表現の仕方の違いな
んでしょうね。
それがわかっただけでもラッキー。

特に良かったのは、舞踏家の勅使河原さんとチェロの無伴奏であった。
チェロを真ん中に女性が足を開いてそして弦を弾いていく姿は、とってもエロい。
それに体で表現する即興舞踏が重なり合って、緊張の中、妖艶な個と合体が
スポットライトの光と影で共存する舞台。
あっぱれだったなぁ。
これは生でみたかったかも。

ただ、カメラのパンが気になったな。ちょっとフレームが定まらず左右に微妙に揺れ
たりするのが気になる。
あと、オケの撮影を中から撮影していて、観客席はライトは落ちているんだけど微妙
に観客の顔が見て取れる。
年配のおば様が大口空けて寝ていた姿は、指揮者よりも結構目を引くな。キモチいい
んだろうけどね。
だから、観に行くときは、みなさん気をつけてね。

そんなわけで、クラッシックはいいかも。バッハはいいかもです。
これは一般では上映するんだろうか?よくわかりませんが。。。

追伸
監督が舞台をみて、いたく興奮されているのがおもしろかった。
勅使河原さんでさえ、圧倒するほど。
あのインタビューは、ある意味、おもしろい。
-------------------------
2010年 日本
筒井武文監督

http://www.lfj.jp/lfj_2010/about/
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macha

>年配のおば様が大口空けて寝ていた姿

コレは恥ずかしい!!!
自分も気をつけよう。。。。
by macha (2010-02-03 19:54) 

カエル

machaさん
これはね、知ってる人がみたら絶対にわかるね。
自分も気をつけようと思いましたわ。
音で勝負だけど、映像でそれが映ると、滑稽に見えてしまうものなのよね。笑
by カエル (2010-02-03 22:35) 

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