SSブログ

パルチザン前史 [映画]

監督変わりまして、3本目の闘争ものです。
京大全共闘。

熱い。。。
果たして彼らはなぜあんなにも熱く闘えるのか?
自分達で何かを変えられるとおもっていたからだよ、と当時を振り返って教えてくれた。
そうなのか。それにしても、熱い。

何してご飯を食べているのか?
すべての学生がやってるわけじゃなさそうだけど、普通の学生はどう思っていたんだろうか?
この時代の文学に精通している人たちは何をしていたんだろか?
なぜ舞台が大学なのか?

生まれる前の出来事だけに、この時代背景が心とリンクしないために、
さまざまな質問があふれ出す。

どうやら、
闘争の一人滝口さんは30才くらいで助教授として仕事をしていたとのこと。
だからお金はある。学生ではない。
普通の学生もいた。普通に勉強している学生もいたようだ。


警察との闘争シーン。
カメラマンが現場で投げ出される。
火炎瓶が飛び交う。
大丈夫か?
大丈夫なのか?
ドラマじゃない迫力。
本当のこと。
それだけに、とんでもないものをとんでもない現場で撮影しているカメラマンの安否が気になる。

ドキュメンタリーのカメラマンは、こういったハプニングの最中には、自己判断で動かなくてはならないのだ。
そのときに的確な判断をしなくてはならない。
この映画では、3名のカメラマンがこの闘争シーンで撮影していた。
が、ばらばらで行動しているにも関わらず、同じ出来事を違う角度から捉えているのだ。

暗黙の共通の認識があるからだ。

映画とはそういう、「あ、うん」の呼吸で構成されたスタッフでないと
完成しないだろうということを、見せ付けられた。

講義していただいたのは、大津幸四郎さん。感謝。

ps.火炎瓶の作り方を覚えてしまいました。笑

---------------
日本 1969年
土本典昭監督

http://search.varietyjapan.com/moviedb/cinema_19229.html
nice!(6)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 6

コメント 3

お茶屋

まさに「あ、うん」の呼吸の極みかもしれ無いですね。

火炎瓶の作り方、興味あります・・・^^
by お茶屋 (2009-02-10 12:57) 

がぁこ

こあいこわい火炎瓶~(笑)
熱い熱い人たちも今は普通のオジさんになってるんだろうなぁ
今はソ連崩壊しちゃったし中国も変わってきちゃったもんね^^
そういうときのカメラマンさんたちってやっぱり熱いナニかを感じとって撮ってたのかも♪
by がぁこ (2009-02-10 15:43) 

カエル

お茶屋さんへ
そう簡単には、教えられませんっ!がは

がぁこさんへ
ぼーっとしてたらやられそうでしたもの!
迫力満点でした。
報道カメラマンさんってきっとこんな感じなんでしょうね。
私にはできそうもありません。。。
by カエル (2009-02-11 00:30) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。